茨城県内でボランティアに参加したい!
でも調べても欲しい情報が出てこない…
こんな経験がある方もいるかもしれません。
このブログではそんな人を一人でも少なくしたいと思っています。そこで、私が実際に参加したボランティアについて活動報告として感想を交えて情報発信していきます。この記事の内容は以下です。
- 団体概要
- ボランティア概要
- 参加の感想
- おすすめポイント
- このボランティアに向いている人
- 今後の活動予定
- お問い合わせはこちら
今回紹介するのはこちら。
茨城ウィンドランナーズ

この記事のポイントは以下です。
- 視覚障がい者ランナー(以下ランナー)のための伴走や伴歩
- 主に水戸市の千波湖畔
- 2/6の初回体験時は那珂湊運動公園でした
- ランナーとのコミュニケーション
- ランナーとの伴走や伴歩
- 自身も身体を動かして健康になれる
- ランナーの方が楽しそうに走っているのが嬉しい
- 特別な資格やスキルは必要ない
ここまで読んで少しでも興味が湧いた人は最後まで読んでいってください!反対に興味が湧かなかった人は、他に興味が湧くボランティアを探してみてはいかがでしょうか?あまり情報は多くないですが、ボランティア情報サイト【アクティボ】は参考になりますよ!
団体概要
- ランナーのための伴走や伴歩
団体の概要を説明する前に、そもそも「伴走って何?」という方へ向けて、簡単に説明していきたいと思います。日本ブラインドマラソン協会によると、伴走とは以下のように説明されています。
伴走とは走者のそばについて一緒に走ることを言います。
日本ブラインドマラソン協会より
特にブラインドマラソンにあたっては、伴走者は障がい者ランナーと一緒に走り、視覚障がい者の目となり方向を伝えたり、障がい物を避けたりする役割があります。
目が見えない方からすると、数センチの段差や、地面の凹凸さえも恐怖の原因となってしまいます。そういったランナーの不安を取り除き、一緒に笑顔で走れるようにするというのが、伴走者の役割だと言えるでしょう。
これを踏まえて、茨城ウィンドランサーズの概要を説明していきます。この団体の本格的な活動は2018年の4月からであり、これまで私が関わってきた団体の中では比較的新しい団体だと言えます。
では、そんな団体が目指すものはいったい何なのでしょうか?
視覚に障がいを持つ方が社会の一員として、一歩外に出る勇気を持ち、風を感じ、音を聴き、身体を動かし、お互いが仲間と親しみ、楽しく活動することを目指しています。
目が見えないことが原因で、身体を動かす楽しさをあきらめないでほしい。そんな熱い思いが感じられますね。
ボランティア概要

活動内容
ここでは私が参加した時にやったことをお伝えします。これがボランティア活動のすべてではありませんので、その点はご了承ください。
- ランナーとのコミュニケーション
- ランナーとの伴走や伴歩

初回の体験は那珂湊運動公園で行いました。

いきなりランナーの方と伴走をするわけではありません。初めは目隠しをして、ランナーの方の感覚を理解するところから始まります。

感覚を理解した後、目が見える方に目隠しをしてもらい伴走の練習をしました。それに慣れたらランナーの方のと伴走をする、という順番でした。

参加手順
私が初めて参加させていただいたときの手順をご紹介いたします。ただ、今回は別のボランティアに参加した際に茨城ウィンドランナーズをご紹介いただいたので、あまり参考にはならないかもしれません。
- 別のボランティアに参加
- 他にボランティアご存知だったら教えてくださいと声掛け
- 茨城ウィンドランナーズをご紹介いただく
- googleで茨城ウィンドランナーズを検索
- 視覚障がい者の伴走付練習会がヒット
- メッセンジャーでボランティアに参加したことを伝えた
ボランティアに参加したい!といきなりメッセージを送ってくる人はそう多くないようです。そのため、軽めの自己紹介をしつつ連絡してみることをおすすめします。最低限伝えるべきは、以下4項目ぐらいですかね。
- どこの
- 誰で
- どの活動に参加したいのか
- なぜ参加したいのか etc…
ちなみに私は最初こんな感じでメッセージを送ってみて、お話を聞かせていただけそうなら、その都度詳しく自己紹介をしていくスタイルです。初めから長文のしっかりしたメッセージを送ってしまうと、引かれてしまう感がありますので。

どう人の役に立てるか

茨城ウィンドランナーズのボランティアに参加することで以下に貢献できます!
- 目が見えない方の走る喜びをサポートできる
- 伴走者不足を補える
場所と日時
〇定期開催の場所と日時
- 第1日曜日と第3土曜日の午前中
- 主に水戸千波湖畔
〇私が参加した際の場所と日時
- 2022年2月6日
- 集合時間 9:15
- 活動時間 9:30~11:00(1.5時間)
- 休憩 適宜
- 那珂湊運動公園
- 〒312-0005 茨城県ひたちなか市新光町522−40
今回はコロナの影響で練習会は開かず、個人練習に参加いたしました。そのため、普段行っている千波湖ではなく、那珂湊運動公園で行ったというわけです。時間についても、ランナーの方の都合に合わせる形でした。
参加者層
- 個人練習のため、私を含め4人のみ
- 茨城ウィンドランナーズの方がお二人と、ランナーの方一人
普段行われている練習会はもう少し賑やかなようです。その様子が知りたい方はFacebookをチェックしてみてください。
持ち物と必要経費
〇持ち物
- 動きやすい服装
- 水分
- タオル etc…
必須のものはありませんので、自分が必要なものを持っていけば十分です!
〇必要経費
- 遠方からの場合は交通費がかかる程度
- 参加にあたっては費用はかかりません
参加の感想
「伴走ってどうやるんだろう?肘持ってもらったりとかするのかな?それとも、ロープでお互いをつないだ状態で走ったりとか?イメージが湧かなくてドキドキするなぁ…。それにケガさせちゃったらどうしよう…。不安だなぁ…。」
普段参加しているボランティアとは異なり、「大体こんな感じかな?」という想像が出来なかった今回の活動。いつもとは違った緊張感がありました。汗で滑るハンドルを握り、向かった先は那珂湊運動公園。そこには蛍光色に黒で「伴走」の文字が入ったビブスを着た方がいらっしゃいました。

「こんにちは!今日はよろしくお願いします!」元気よくあいさつをした後、今日の流れや、普段の活動についてお話を聞かせていただきました。「じゃあ早速走りましょうか!」そういわれることを覚悟していたのですが、そんなはずもなく「まずはぺいぺいさんに目隠しをしてもらって、ランナーの方の世界を体験してもらいます!」とのこと。目隠しをすると、ちょっと歩いただけでも、常に目の前に壁がある感覚に襲われ「ぶつかる!」と身を固くしてしまったり、数センチの段差が崖のように感じられました。

一説によると人間の五感による知覚の割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚は1%といわれています。つまり、ランナーの方は情報の8割を奪われた状態で走るわけです。このことからも、伴走がいかに重要なことか分かるかと思います。
「ランナーの方の感覚がつかめたら少しは余裕をもってできるかも」なんておもっていたのですが、実際は「怖すぎてサポートできる気がしない…」状態。そしていよいよランナーの方の伴走をすることに。ただここで私の緊張を感じ取ったランナーの方が「ぺいぺい君。転んでも大丈夫だから、そんなに緊張しなくていいよ。」そう優しく声をかけてくれたんです。この言葉のおかげで気にしすぎずに、自分が目隠しをしていた時に「これやってもらえると安心して走れるなぁ」と思ったことが自然とできるようになりました。

視覚を奪われた世界がどれだけ怖いか。でも、そこであきらめずに挑戦し、走る喜びを分かち合う。”giveしにいくつもりが、めちゃくちゃgiveしてもらっちゃう”という私が思うボランティアあるあるをこれ以上ないくらい実感したボランティアになりました。
- 自身も身体を動かして健康になれる
- ランナーの方が楽しそうに走っているのが嬉しい
- 特別な資格やスキルは必要ない
- 走るのが好きな人
- 気遣いが得意な人
- 身近に視覚障がい者の方がいる人
今後の活動予定
コロナが落ち着くまでは個人練習に参加させていただく形になると思います。そのため、現時点で次回の参加は決まっていません。
お問い合わせはこちら
最後に
いかがでしたでしょうか?今回は笑顔のため、伴に走る【茨城ウィンドランナーズ】をご紹介いたしました。この記事のポイントを最後におさらいしておきます。
茨城ウィンドランナーズ

- 視覚障がい者ランナーのための伴走や伴歩
- 主に水戸市の千波湖畔
- 2/6の初回体験時は那珂湊運動公園でした
- ランナーとのコミュニケーション
- ランナーとの伴走や伴歩
- 自身も身体を動かして健康になれる
- ランナーの方が楽しそうに走っているのが嬉しい
- 特別な資格やスキルは必要ない
勇気のいるボランティアだとは思いますが、その分得られるものは大きいです。ぜひ興味のある方は茨城ウィンドランナーズにメッセージを送ってみてください。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。それでは、茨城で素敵なボランティア