たべもの

【必見!】茨城県内で子ども食堂に参加したい人が【子ども食堂サポートセンターいばらき】を見るべき3つの理由

茨城県内でボランティアに参加したい

料理好きを活かして社会に貢献したい

子どもたちとふれあうのが大好き

でも情報がなくて困っている

今回は、そんなあなたのために『子ども食堂サポートセンターいばらき』をご紹介いたします。子ども食堂サポートセンターいばらきは、県内で子ども食堂を運営したい人や、子ども食堂に参加したい人をサポートしている団体です。

この記事でお伝えたいのはこちらの3つ。

今回のトピック
  • 子ども食堂ってなに?
  • 子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由3選
  • おすすめ子ども食堂2選

”誰かのために”という思いで行動に移そうと思っている。だけど、情報がないばっかりに何もできない。これは非常にもったいことです。ぜひこの記事を参考に、できることからムリなく楽しく始めてみてください。

  • 子ども食堂の掲載数は驚異の100箇所以上
  • 団体名、活動場所や日時、SNSなども公開
  • 子ども食堂マップで開催場所が一目瞭然

子ども食堂ってなに?

子ども食堂について、「良く知っているよ!」という方はそう多くないと思います。そこで、まずは子ども食堂っていったい何なの?という部分から、なぜそんなことをやっている人たちがいるのか、子どもを取り巻く社会状況について一緒に学んでいきましょう。

子ども食堂とは?

子ども食堂の定義はいろいろあるようです。ただ、ここでは『子ども食堂サポートセンターいばらき』に書かれている内容をお伝えいたします。

子ども食堂とは…

主に市民のボランティアが主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供する、地域に密着したコミュニティの場です。 食事だけでなく、学習支援など、さまざまな体験プログラムを行うところもあります。

目的:子どもの居場所づくり

対象:子どものみ or 誰でも利用可能 など…

子ども食堂サポートセンターいばらきホームページより
https://www.kodomo-ibaraki.net/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E9%A3%9F%E5%A0%82%E3%81%A8%E3%81%AF/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E9%A3%9F%E5%A0%82%E3%81%A8%E3%81%AF/

これらを踏まえたうえで、子ども食堂とは?を私なりに一言で言うと、こんな感じです。

子どもたちの居場所づくりを目的とした地域ぐるみの活動

コロナ以前はみんなで食事を楽しんだ後、宿題を見たり一緒に遊ぶ等をしていた子ども食堂もあったそうです。では次に、なぜそんなことをやっている人たちがいるのか、子どもを取り巻く社会状況について一緒に学んでいきましょう。

子どもを取り巻く社会状況

ここからは子ども食堂サポートセンターいばらきに掲載されている情報を基に、子どもを取り巻く社会状況について私なりにまとました。そちらをお伝えしていきたいと思います。

①様々な孤立

具体例
  • 少子高齢化による友達の減少
  • 共働きによる親子の時間の減少
  • ご近所さんや子ども会といった地域のつながりの減少

昔は、それぞれの生活に良い意味で干渉し合っていました。しかし、今は個人が重要視される世の中。それ自体に良い悪いはありませんが、学校帰りのご近所さんからの「おかえり」がなくなってきている。これが意外と重要なことだったりするのかもしれません。

また、認定NPO法人PIECESによると、子どもは孤立により次のような感情を抱いてしまうようです。

「自分は頑張っても意味がない」
「誰も助けてくれない」

https://www.pieces.tokyo/issue 認定NPO法人PIECESホームページより
出典:認定NPO法人PIECESホームページより

孤立により、人から大切にされる経験が減る。そしていつしか誰も信じられなくなる。そんなとき、身の回り以外で自分を思ってくれる人がいる。美味しいご飯を食べさせてくれる人がいる。子ども食堂によるそういった経験が、孤立のループを抜け出すきっかけになるかもしれませんね。

②低い自己肯定感

具体例
  • SNSの発達による空気を読む子の増加
  • 自分はこれでいいんだ!と思える機会の減少

私自身も小学校時代にいじめを受けていたことがあります。それだけのせいにするのはちょっと違う気がするのですが、小さいころ日常茶飯事的に「否定」を浴びた人間の自己肯定感が下がるのは致し方なしだと思ってしまいます。直接の否定ではありませんが、こう言ったら嫌われるかもしれないと、空気を読むことも、無意識な自己否定になっているかもしれませんね

③経済格差

経済格差の具体例
  • 非正規雇用の増加による労働環境の悪化

一人親家庭、特にシングルマザーの方が比較的多くいらっしゃる子ども食堂。雇用形態や賃金体系の根幹にある男女間格差も、こういった問題の一部と言えるかもしれませんね。

日本財団にはこんなデータがありました。グラフは子どもの相対的貧困率の推移です。

日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準にあります。子どもの貧困率は、1980年代から上昇傾向にあり、今日では実に7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。

日本財団 子どもの貧困対策 より
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty#:~:text=%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%8E%87%E3%81%AF%E3%80%811980%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%8A%E6%98%87%E5%82%BE%E5%90%91,%E3%81%AE%E5%89%B2%E5%90%88%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
出典:日本財団 子どもの貧困対策 より

多くの子どもたちが救われている子ども食堂。しかし、理想は子ども食堂が必要のない世の中なはず。『子ども食堂サポートセンターいばらき』に掲載されている、子ども食堂の数は100以上。これをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか。相対的貧困率を見てしまうと手放しで喜べないのが現状です。

④9つのコ食

9つのコ食とは?
  • 「孤食」:独りで食べる。
  • 「固食」:同じものばかり食べる。
  • 「個食」:家族でバラバラなものを食べる。
  • 「子食」:子どもだけで食べる。
  • 「小食」:必要以上の食事制限。食欲がない。
  • 「戸食」:外食ばかり食べる。
  • 「粉食」:小麦粉製品ばかり食べる。
  • 「濃食」:濃い味付けばかり食べる。
  • 「虚食」:朝食欲がなく食べない。

参考程度に農林水産省が発表しているこちらの資料も見てみてください。家族と同居している人にアンケートを取ったところ、約3割の人が一人で食事を摂る「孤食」である事実が分かったとのことです。

個人的には、個人の自由じゃね?と思う部分もあります。ただ、「孤食」「子食」に関しては胸が痛む部分があり、子ども食堂はそういった部分を改善していく一端を担っているのではないかと感じました。

子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由3選

なぜ茨城で子ども食堂に参加したいなら子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべし!と言えるのか。その理由はこの3つです。それぞれ順番に見ていきましょう。

3つの理由
  • 情報量が半端ないから!
  • 子ども食堂一覧が超便利だから!
  • 子ども食堂マップで場所が一目瞭然だから!

情報量が半端ないから!

そもそもボランティアの情報自体があまり多くない茨城県。そんな中でも”子ども食堂ネットワーク”や”県央地区子ども食堂ネット「おかえり」”などでは10程度の子ども食堂が紹介されています。

前者の子ども食堂ネットワークは茨城県に限らず全国の子ども食堂について、後者の県央地区子ども食堂ネット「おかえり」はその名の通り、茨城県央地区に特化して情報を公開されています。

私自身がボランティアを始めようと思ったときに、で2~3件程度の募集を見つけられれば良いほうだ!と思っていたことを考えると、このようにある特定のカテゴリーについて、10程度の情報がまとまっているのは非常にナイスなことなんです。

しかし、子ども食堂サポートセンターいばらきは、そのさらに上をいっています。掲載されている子ども食堂…その数はなんと驚異の…

117団体

ぺいぺい

めちゃくちゃ情報量多いじゃん!

っていうか、そもそも子ども食堂って県内にそんなたくさんあるんだ!

この情報量の多さこそ、子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由の1つ目です。

2022/6/1追記

6/1現在、掲載している団体は122に増えているとのことです。今後も増えていくことが予想されますので、都度更新していきます。

子ども食堂一覧が超便利だから!

先ほども申し上げましたが…

  • 茨城県はボランティアの情報が少なく
  • 行動を起こそうと思っても情報がなくて
  • どこに行って何をしたらいいのか
  • 見当のつけようがない

という状態が往々にしてあります。

私自身がボランティアを始めようと思ったときもこういった悩みを抱えており

ぺいぺい

誰か県内のボランティア名簿を一覧で作ってくれないかなぁ

と思っていました。皆さんの中にも私と同じように

  • 子ども食堂に参加したいんだけど情報が少なくて…
  • 活動場所・日時・お問い合わせ先、誰か一覧にまとめてくれ~

そう思っている方がいらっしゃるかもしれません。その悩みを解決してくれるのが他でもなく、子ども食堂サポートセンターいばらきなんです。子ども食堂サポートセンターいばらきでは前述した117の団体について、活動場所、日時、お問い合わせ先などを名簿としてまとめてくれているんです。

大小問わず県内すべての子ども食堂を網羅することは難しいと思いますが、これだけ多くの情報がまとまっているのは求めている側からすると、とても嬉しいことですよね。欲しい情報が一覧になっている。これが子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由の2つ目です。

※中にはそういった情報を公開したくないため空欄となっている団体もあります。その点予めご了承ください。

ちなみにですが、私自身も茨城県内のボランティアについて約30件ほどの情報を、ボランティア名簿として公開しております。子ども食堂だけでなく、様々な種類のボランティアについて知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

子ども食堂マップで場所が一目瞭然だから!

ここまで、子ども食堂サポートセンターいばらきでは

  • 117の団体の情報が掲載されていること
  • 活動場所、日時、お問い合わせ先などの情報が一覧になっていること

以上の2点を理由として挙げてきました。

これだけでも子ども食堂に参加したい人からしたら嬉しすぎる情報なのですが、実はもう一つダメ押しの理由があるんです。それが子ども食堂マップです。

私自身もそうなのですが、ボランティアが見つかっていざ参加しようとなったとき

  • 住所を確認して
  • それをいちいち検索して
  • どこら辺にあるのか
  • 近いのか遠いのか
  • 車でどれくらいかかるのか

これらの確認作業が意外と手間なんです。この記事を見ている方の中で、私のように県内全域のボランティアに頻繁に参加する方はそう多くはないと思いますので、私ほど手間だとは感じていないかもしれませんが

例えば…

  • 家から一番近い子ども食堂はどこだろう?
  • 一番子ども食堂が多い地域はどこなんだろう?
  • 県内の子ども食堂の分布をなんとなく知っておきたい!

そんな悩みを抱えている方にとっては、非常に有益な情報になると思います。マップを使って場所をなんとなく把握できるだけでも、参加に対するハードルはずいぶん下がるはずです。是非、このマップを活用していろんな子ども食堂に参加してみてください。

これが子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由の3つ目です。

おすすめ子ども食堂2選

ここからは子ども食堂サポートセンターいばらきに掲載されている中で、私が実際に参加した2つの子ども食堂についてご紹介していきたいと思います。

子ども食堂れん

概要はこんな感じです。

団体の取り組み
  • お弁当の配布
  • 子どもの学習支援
  • 子どもの居場所づくり
活動拠点
ボランティア活動内容

〇お弁当づくり

  • ご飯やおかずの盛り付け
  • お弁当の箱詰め&運搬
  • 配布する食品の仕分け・袋詰め
  • 受け取りにきた方の案内 (お名前を聞く、お弁当のお渡しなど)
こんな方に来てほしい!
  • 未経験で不安だけどお弁当作り頑張ってみたいという方
  • お料理や盛り付けなどの作業が好きだったり慣れている方
  • お米の運搬など力仕事に自身がある方

ここは元々レストランでオーナーの方がお店閉めたお店をそのまま使っており、学校での給食が唯一の食事だという子や、ひとり親で経済的に厳しいご家庭のために美味しいご飯と居場所を提供するべく始まりました。現在はお弁当の配布のみですが、コロナ前は一緒に食事を摂った後、宿題をしたりもしていたそうです。

私のように遠方からお手伝いに来る方は少なく、やっていらっしゃる方々は皆さん地元の学校の元先生だった方など、女性中心の子ども食堂です。初めはもちろん緊張しますが、皆さん楽しく笑顔で活動されているのですぐ仲良くなれますよ!

詳しくはこちらの記事やInstagramを参考にしてみてください。

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子ども食堂クローバー

概要はこんな感じです。

団体の取り組み
  • フリースペース
  • 子ども食堂クローバー
  • 無料塾(子供の居場所づくり)
  • フードパントリー
活動場所
  • 吉原交流センター
  • 〒300-1155 茨城県稲敷郡阿見町吉原614
ボランティア活動内容

〇子ども食堂クローバー

  • 会場設営
  • お弁当作り
  • 受付・配布 etc…
どう人の役に立てるか

〇コロナの影響で困っている方々への食の支援

  • ひとり親家庭
  • 生活困窮者
  • 大学生 etc…

おすすめポイントと向いている人はこんな感じです。

おすすめポイント
  • ”できることをできるときに”だから気楽
  • みんな仲良いけど意外と初参加の人が多い
  • 直接”ありがとう”の言葉や”笑顔”をもらえる
向いてる人
  • 強制ではなくできる範囲でお手伝いをしたい人
  • 初参加で打ち解けられるか不安な人
  • 直接”ありがとう”や”笑顔”を受け取りたい人

こちらは県南の阿見町でシングルマザーのために立ち上げられたami seedという団体が行っている子ども食堂です。ami seedは子ども食堂クローバーの他に、フードパントリーや、無料塾など精力的に活動している団体で、いつもてんやわんやしているけど、笑顔が絶えない場所というイメージがあります。

現在はお弁当の配布のみですが、食品の他に生理用品なども配布しており、食以外の部分でもさまざまなサポートをしていらっしゃいます。こちらも地元の方がほとんどで、遠方からの参加は私のみ。女性中心ですが、パパさんが参加することもあり、ひとりの男性としては非常に心強いです。

元気ハツラツの皆さんなので、こっちもテンション高めで行くと良いと思います。

詳しくはこちらの記事やInstagramを参考にしてみてください

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以上が私がおすすめする子ども食堂です。

なかなか写真付きで雰囲気や活動内容の詳細が見られるサイトはないと思いますので

  • 子ども食堂ってどんな感じなんだろ…
  • 初めてだし緊張するな….

という方は参考にしてみてください。

茨城で子ども食堂に参加したいなら子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべし!

今回は、茨城県内でボランティアに参加したい、でも情報がなくて困っているという方のために、茨城県内の子ども食堂の情報がまとまっている『子ども食堂サポートセンターいばらき』をご紹介しました。

まとめはこんな感じです。

子ども食堂ってなに?

子ども食堂とは?

  • 子どもたちの居場所づくりを目的とした地域ぐるみの活動

子どもを取り巻く社会状況

  • 様々な孤立
  • 低い自己肯定感
  • 経済格差
  • 9つのコ食

子ども食堂に関わるなら知っておいて損はないと思います。参考にしてみてください。

子ども食堂サポートセンターいばらきを見るべき理由3選

  • 子ども食堂の掲載数が県内No.1だから
  • 活動内容、場所、日時、問い合わせ先が一覧になっているから
  • 活動場所が一目で分かる子ども食堂マップが公開されているから

おすすめ子ども食堂2選

子ども食堂れんと、子ども食堂クローバーを紹介しました。それぞれ活動報告記事がありますので、子ども食堂に参加したい人、迷ってるけどとりあえずどんな感じか見てみたい人、はぜひ参考にしてみてください。

子ども食堂は見方を変えると

  • 甘やかし
  • 自立する力を奪う行為
  • 偽善や自己満足

など様々な側面があります。見方は人それぞれなのでそれでも全然かまわないと思います。ただ、この活動の先で笑顔になっている子どもたちがいることは事実ですので、できることから始めてみてもいいのではないかと思っています。

この記事が少しでも多くの人の役に立てばうれしいです。

ぺいぺい

最後まで見ていただいてありがとうございました。

ABOUT ME
ぺいぺい
ブログ歴半年&会社員歴7年。本をよく読むボランティアブロガーです。茨城県内のボランティアに参加し、"茨城県内でボランティアがやりたい!でも、情報が少なくて..."という方のために情報発信をしております。 ボランティアの募集やお問い合わせなど、お気軽に! 皆さまからの情報提供もお待ちしております!