皆さんは茨城のボランティアについてどれくらい知っていますか?
ほとんど知らないなぁ…
知ってはいるけど、詳しいわけでは…
実は、かく言う私も、これまでに23以上の団体に参加してきましたが、実際のところ各団体について、「団体を立ち上げたきっかけ」すら知らない状況だったんです。
そこで、私を含めた茨城県民に、「もっといろいろな団体を知ってもらおう!」というコンセプトのもと、参加経験のあるボランティア団体の方々に、9つの質問をさせてもらいまいした。第2回となる今回は”活動後のカフェご飯が最高においしい”あの団体をご紹介いたします。
- Q1.団体名を教えてください!
- Q2.どんな活動をされてますか?
- Q3.立ち上げたのはいつですか?
- Q4.きっかけはなんですか?
- Q5.苦労している点はありますか?
- Q6.どんなところが楽しいですか?
- Q7.こうなったらいいのに!という願望はありますか?
- Q8.団体をこれからどうしていきたいですか?
- Q9.どんな人にボランティアに来てほしいですか?
茨城のボランティアについてよく知らない方でも、この記事を見てもらえれば…
初めて聞く団体だけど、面白そうな活動してるんだね!
団体は知ってたけど、そんなきっかけで始めたなんて知らなかった!
いろいろ知れて親近感わいちゃった!ボランティア参加してみようかな!
こうなること間違いなしです!
「ボランティアに参加するのが特別なことではない」となるにはまだまだ時間がかかりそうですが、この記事を通してたくさんの方にボランティアについて知ってもらえたら嬉しいです。それでは、本題に入ります。
Q1.団体名を教えてください!

団体名:NPO環〜WA
今回紹介するのは【NPO環〜WA】です。この団体の”目指すところ”はこんな感じ。
環~WAは、自然と共にある「循環型社会」形成の一環として体験の場づくりを行っています。1人1人が体験を通して気づいたことを行動に移し、人々に伝え、自然とつながる暮らし方を、様々な形で実現する人たちが増えていくことを目指しています。
NPO環~WAのHPより
自然が好きな私ですが、参加するまでは環の意味を実感できていませんでした。しかし、実際に参加すると、団体名の通り「自然も人も環で繋がっている」というイメージが湧き、その言葉の意味をやっと理解できたと思ったことを覚えています。
この腑に落ちる感覚は実際に参加してみないとなかなか実感できないと思います。だからこそ、自然が好き!という方はHPをチェックしてみてください。きっとワクワクすることが見つかると思いますよ。
Q2.どんな活動をされてますか?

〇行っている活動
- 里山整備(定期活動)・新たな森づくり
- 循環型農業・オーガニックガーデン
- 椎茸栽培・味噌づくり
- 各種ワークショップ
- 教育機関向け学習指導・企業向け体験プログラム等
NPO環〜WAは里山整備や森づくりのような「自然を人の手で守る」活動、オーガニックガーデンや味噌づくりのような「自然から力を分けてもらう」活動、ワークショップのような「自然を楽しみ、意義を伝える」活動をメインとしていらっしゃいます。
森づくりの活動自体がとても楽しいこともあるのですが、終わった後のワークショップも自分の手でつくるからこそ楽しく、自然は何のためにあるのか?という意義を考える良い時間になると思っています。そして、何といっても疲れた後のカフェご飯が最高なんです!
活動した時の様子を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
Q3.立ち上げたのはいつですか?

団体を立ち上げた時期:2013年4月
「元は荒れ果てた森だったんです」団体の代表の方はこれまでの活動を思い出しながら私にそう語ってくれました。目の前には荒れていた面影すらない綺麗な森が広がっていて、「ここまでにするのには想像もできない時間と労力がかかっただろうな」と思ったことを覚えています。

Q4.きっかけはなんですか?

きっかけ:東日本大震災
自然は時に猛威を振るいますが、支え合い共に生きていることも事実です。それをどう思うかは人それぞれだと思います。ただ、私としては傷つけられたからといって突き放すのではなく、このような活動に参加してみる。そして、自身も環の一部となり「自然について考える」。そんな機会があっても良いのではないかと思っています。
Q5.苦労している点はありますか?

苦労している点:募集案内
「ボランティア募集してるんだけど、なかなか集まらなくてねぇ…」どの団体の方も口をそろえていうこの言葉。私が参加した際、ボランティア参加者は0ではありませんでした。ただ、もっと人手があればいろいろなことができそうだなぁ~といった感じでした。
お話を伺うと「募集案内を担当してくれるボランティアさんがいればなぁ~」とおっしゃっていました。そのため、我こそはHPやSNSで募集案内のお手伝いができますぞ!という方がいれば、お問い合わせしてみると良いと思います。
Q6.どんなところが楽しいですか?

〇楽しい点
- 整備によって荒れた森に光が入る様子は感動的。
- チェンソーや重機が使える。
- 季節ごとのワークショップ。
- 美味しいカフェごはん。
- 焚き火の癒し。
- 森や畑での体験で知恵が増えていく。
基本的に『肉体労働×美味しいご飯』という組み合わせが大好きな私は、ここにある楽しい点に全面的に同意しております。また、人生初のチェーンソーも環で体験させてもらいました。その他にも籾殻燻炭など、日常では見ることもない『貴重な自然体験』ができてとても楽しいです。
- 汗を流して日々のストレスを発散する。
- 美味しいご飯を食べて英気を養う。
- 普段しない体験を通して心身と脳に刺激を与える。
いずれも生きていくうえで非常に大切なことです。そして環では一度の活動にそのすべてがつまっています。「なんだか疲れちゃったな…」「リフレッシュしたい気分…」そんな方は環のボランティアで心と身体を健康に保ちましょう!
Q7.こうなったらいいのに!という願望はありますか?

〇願望
- 我々のアクションに感化されて周辺の荒れた森の山主が整備しはじめることがねらいです。
- 実際に数カ所でその動きが出ています。
これは、環のアクションがきっかけで、森を整備するという環ができていると言ってもよいと思います。また、HPにはこんなことが書かれていました。
生物多様性に満ちた里山の「生命のつながり」に気づき、里山に継承されてきた自然と共に共生する”くらしの知恵”を学ぶ。
NPO環~WAのHPより
まさに有言実行。環が真っ先に「生命のつながり」に気づき、”くらしの知恵”を学ぶ姿が周りの人々に影響を与え始めたというわけです。今後もこの願いを叶るため、微力ながらボランティアとして参加していきたいと思います。
Q8.団体をこれからどうしていきたいですか?

〇これからどうしていきたいか
- 点在している保全フィールドの総面積は7ha。各フィールドの整備がひと段落したタイミングで山主へお戻しし、山主によって保全が継続されることが望ましい。
- 本拠地周辺の山林整備を拡大、散策マップを作りたい。
自分たちが全てをやってしまうのではなく、最後は持ち主の手によって持続させてほしい。自然を守る楽しさも大変さも知っているからこその考えだと言えるのではないでしょうか?せっかくの貴重な自然ですから、後世に残すことも含め『持続可能性』がキーワードかもしれませんね。
Q9.どんな人にボランティアに来てほしいですか?

〇どんな人にボランティアに来てほしいか
- 里山事業に関心のある20代から40代
- 「チェーンソーを使ってみたい!」
- 「自然の中で体を動かしてリフレッシュしたい!」
- 「納屋カフェで美味しいご飯が食べたい!」
私が初めて参加した時の動機はこんな感じでした。皆さんの中にも同じような思いの方はいらっしゃるのではないでしょうか?初めて会う人たちと、初めての場所で、初めての経験をする。確かに緊張こそしますが、貴重な経験となることは間違いないと思いますよ!
実際の活動の様子について、あまりイメージが湧かないという方はInstagramの投稿をチェックしてみてください!「やってみたい!」「面白そうかも」そんな気持ちを大切に。気になる方はお問い合わせしてみてください!
最後に
いかがでしょうか?第2回は森づくりと森づくりと美味しいカフェご飯が最高な【NPO環~WA】をご紹介しました。
今後もシリーズとして様々な団体について、9つの質問とその回答をご紹介していきますので、興味のある方は次の投稿をお待ちください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!皆さんも茨城で素敵なボランティアライフをお過ごしください!